女性なら誰しもが使っている基礎化粧品。
保湿化粧品には基本的に、化粧水、美容液、乳液、クリームなどそれぞれの役割を持ったものに分類されています。
しかし、中には化粧水しか使っていない。
または、化粧水を塗って仕上げにクリームだけ。
なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか?
保湿化粧品はセットで使うことを想定している
そもそも、各メーカーが販売している基礎化粧品は3~5つのアイテムをセット売りが一般的で、その全てを順番に使うことを想定したものとなっています。
なので本来は、
化粧水→美容液→乳液と使うものを、
化粧水だけで終わらせたり、美容液を使わずに化粧水と乳液しか使わないなら、期待した効果を得ることは難しいと言えるでしょう。
洗顔後にサッとひと塗りですべてカバーできる
それに比べ、オールインワン化粧品は、
そもそも一つで完結するための化粧品ですから、他に何か必要なわけではなく、洗顔後の保湿は1つで済む訳です。
もしも、あなたが化粧水だけしか使っていなかったり、少ない化粧品と少ない手間でも肌のうるおいをキープしたいと願っているならオールインワンゲルがおすすめです。
40歳前後あたりから潤いが物足りなくなっていませんか?
化粧水を使って一時的にしっとりしても、気がつけばすぐに乾燥してカサつきが気になりませんか?
基本的に化粧水は潤い成分を含む水分が中心に配合されています。
年齢を重ねると肌の水分量はどんどん低下していきますが、30歳も半ばになると油分の低下もどんどん進んでいきます。
油分は潤いを閉じ込めて蒸発を防ぐ役割も果たしますし、バリア機能として外部の刺激から肌を守る役割も果たします。
若い頃は油分量もあるので、化粧水だけでキープできたはずの潤いも年齢を重ねるにつれて蒸発しやすくなっています。
キープ力を高めるスキンケア、2つのポイント
キープ力も高めるためには
- セラミドをはじめとした脂質の補給
- 洗顔やクレンジングで皮脂を奪い過ぎない
この2点がポイントになってきます。
肌のバリア機能と潤いキープ力を高める代表格とも言えるのが『セラミド』です。
化粧水には含まれていない脂質の補給も
基本的に水分である化粧水に、脂質(油分)のセラミドは配合されていません。
なので、通常は仕上げに乳液やクリームの油分を与えて潤いを閉じ込めるわけです。
一昔前は、水分を与えて油分でフタをするというのが当たり前でしたが、それも最近では油分で表面を覆ってもすき間から蒸発してしまいキープ力はそれほど高くないことが分かっていて、それに変わって今注目を集めているのがセラミドなのです。
セラミドは私たちの肌で働くバリア成分
セラミド自体は、コラーゲンやヒアルロン酸やビタミンなどと同じように私たち人間の身体に存在する成分で、同じように年齢と共に少なくなってきます。
そのセラミドは、最近では基礎化粧品を3つ4つセットで使うと必ず一つや二つに入っているほど定番の美容成分となっていますが、オールインワンゲルでも今や定番となっています。
水分を与えて油分でフタをする
…ではなく、役割の違う美容成分を一緒に与えるのがオールインワンゲルの仕組みですから、化粧水のみで保湿しているなら手間も費用もそれほど変わらないオールインワンゲルの方が機能的で、何よりお肌の為になるといえるのではないでしょうか。
沢山使えばイイってものじゃない!保湿化粧品
化粧水だけだったものを、オールインワンゲルに変えるメリットは他にもあります。
しっかりスキンケアしなきゃと考えると、化粧水→美容液→乳液→クリームと使わないといけないと考えると思いますが、皮膚への刺激という点では摩擦を減らすことも考えとしては大切です。
肌表面はティッシュ1枚分程度の約0.02mmの薄さです。
オールインワン化粧品に比べ、従来の独立した基礎化粧品は肌への摩擦が多くなります。
複数の化粧品を塗り込むとゴシゴシ摩擦が増える
化粧品を塗りこむのにゴシゴシする回数が増えると、その分だけ刺激も増えることにもなってしまいます。
例えば、
化粧水→美容液→乳液と使った場合、肌に塗るために手の摩擦が約40回
オールインワンゲルを使った場合、肌に塗るために手の摩擦が約10回
だとすると、1度の保湿に30回も手で擦った摩擦が肌に加わっていることになります。
一見すると、30回くらいの違いは差ほど気にならないかもしれませんが、化粧品は毎日朝晩使うものですから、肌の弱い方は特に心配したほうが良いかもしれません。
まとめ
肌への優しさや自然派コスメにこだわるなら、肌を擦る回数も気遣って見ては如何でしょう。
オールインワン化粧品は、販売開始からかなりの年数が経っていてイイものも増えています。
化粧水だけでは補いきれない成分をオールインワンに変えるだけで与えられますから、肌にとっても良いですよ。
というお話です。